作業の流れ
金型製作の作業工程
自動車用のプレス金型の設計・製作を中心に、世界トップレベルの製品づくり確立を目指しています。金型加工方案の改革として、単体加工への転換と小型M/CによるFMSライン構築。設計・データ作成の強化と平行製作の拡大、品質の向上に取り組んでいます。
業界唯一、次世代設備「高速金型加工FMS」を導入し、更なる納期短縮を可能に
3DCAD/CAMでは、マスターデータから金型製作のNCデータまで、データ分野のすべての処理を行います。高精度な金型を製作するため、加工の無人化はもとより、加工用のNCデータ作成の自動化も視野に入れて取り組んでいます。
また、従来の作業工程を一新した最先端の高速機を稼働させ、ミクロン単位の精度で高品質な金型を加工していきます。仕上レス・磨レスを可能にする高精度な加工を実現することでトライ工数の大幅削減につなげ、生産効率の向上と納期短縮のレベルアップを可能としました。
１．受注・仕様打ち合わせ
お見積もりから受注、納品まで一貫して営業技術課のスタッフが窓口となって対応します。
２．金型設計
お客さまから支給頂いた製品データを基に、造形/CAEを繰り返し実施のうえ、最適工法/歩留り判断のうえ工法検討図/金型設計を2D/3DCADにて実施しています。
３．CAE解析
成形性/見込み形状を折り込んだ造形面データを用いコンピューター内でバーチャル・トライを行います。実際のプレス機でのトライで発生しうる問題点をあらかじめ予測し事前に対策する作業を設計段階で繰り返し実施の上、加工開始します。
４．機械加工
鋳物の1次加工（2D）を位置決めノック穴含め無人で加工しています。
鋳物発注と同時にCAEによる解析対策済みの3Dデータを用い鋼材の単品加工を無人で行う技術を確立中です。
５．組立
切断/ピアス型の管理面以外は逃がし実施、型/パネル合わせも最短で行うことが出来るよう取り組みしています。
６．トライ
メカプレスは250トン/500トン/800トン/1500トンを保有しています。
その内800トンと1500トンはコイルフィーダー付きです。
油圧は500トン/1000トン保有しています。
７．品質検査・玉成
製品パネルを3次元測定器（CMM）や非接触測定器（ATOS）で検査し、必要であれば金型を修正し、玉成します。
８．納品
厳密な日程管理のもとに工程の進捗をチェックし、納期短縮に努めています。
９．サポート
製品については、国内外を問わず責任を持ったアフターフォロー体制を取っています。